【事例動画】本当にヤケドしそう!?
グラフィカルなIHクッキングヒーターをプロトタイプ!
突然ですが、IHクッキングヒーターってガスコンロの火と比べて「加熱してる感」が弱いと思いませんか?市販されている製品を見てもLEDが申し訳程度に光ってるだけだったり。
今回はIHクッキングヒーターのGUIをプロトタイプ!IHの天板がグラフィカルだとどんなユーザー体験が出来るのでしょうか!?
ケトルが置かれた事をトリガーに重量測定や電源OFFのインタラクションをさせたいのでセンサーを使います。今回はデモなので、距離センサーを使い、ケトルのある・無しだけに反応させます。
手で、このくらいの位置にケトルを置いたときの距離センサーの値を確認。
HOTMOCK Builderで距離センサーが反応したとき炎エフェクトが再生されるシーケンスを組みます。
平置きした液晶ディスプレイにアクリル板を載せ製品っぽく。そこにHOTMOCKや各種ボタンを貼り付けてプロトタイプ完成!
早速プロトタイピングしたもので、ユーザー体験を検証してみます。
ケトルを認識して重量を測定
フラットダイヤルで加熱メニューを切替、加熱開始ボタンは丸型のシートスイッチを使いました。
加熱!ケトルを持ち去ると火が消えるアニメーションも再生されました。なんか魔法みたい!
ロータリーボリュームで火力調整。それぞれ別のアニメーションが再生されるようシーケンスを組んでいます。
終わりに
ユーザー体験としては炎のエフェクトによって料理している感の演出が上手く機能したと思います。エンタテイメント性だけでなく、安全面で加熱状態が子供でも分かりやすいという機能面も有効そうだと検証して分かりました。
今回は操作体験のシミュレーションとしてプロトタイプしましたが、実際には電磁誘導のコイルはどこに配置するか?等の設計上の問題を解決しなければなりません。
検証で得たユーザー体験を、より現実的な設計に落とし込むため更に繰り返しプロトタイプすると良いと思います。
※今回の事例で使用したフラットダイヤル、HOTMOCK Builderの一部機能は開発中のものです。